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Ispirer SQLWays データベース移行ソフトウェア
[IBM DB2] サブセクション
このサブセクションでは、IBM DB2 がターゲットデータベースの場合に生成されるスクリプトの調整とソースデータベースの場合の属性の設定について説明します。
- BIN - CLP, IMPORT, LOAD のような IBM DB2 ユーティリティが存在するディレクトリを指定します。
- DATABASE - IBM DB2 ユーティリティ用に生成されるスクリプトで使用されるデータベース名を指定します。
- USER - IBM DB2 ユーティリティ用に生成されるスクリプトで使用されるユーザ名を指定します。
- PWD - IBM DB2 ユーティリティ用に生成されるスクリプトで使用されるユーザのパスワードを指定します。
- USE_LOAD_COMMAND - もし Yes が指定された場合、IBM DB2 LOAD コマンドが IBM DB2 データベースへのデータの投入に使用されます。指定可能な値 - Yes, No です。デフォルト値は No であり、IBM DB2 IMPORT コマンドが使用されます。
- LOAD_FROM_CLIENT - もし Yes が指定された場合、IBM DB2 LOAD コマンドに CLIENT オプションが指定されます。このオプションはデータがリモートクライアント上に存在する事を示します。それ以外の場合、データは IBM DB2 サーバ上に存在します。
指定可能な値 - Yes, No です。デフォルト値は No です。 LOAD コマンドの CLIENT オプションは IBM DB2 7.1 以降で有効です。
このオプションを指定すると、テーブルスペースはロード操作後にバックアップ保留状態になりません。
指定可能な値 - Yes, No です。デフォルト値は No です。
- IMPORT_OPTION - IMPORT ユーティリティが実行するモードを選択します。選択可能なモードは INSERT (ターゲットテーブルの既存データを変更せずデータを追加)、INSERT_UPDATE (ターゲットテーブルへデータを追加、プライマリキーが一致する既存データは更新を行う)および REPLACE (ターゲットテーブルのtruncateにより既存データを削除し、インポート対象データを追加。テーブルおよびインデクス定義は変更しない) です。デフォルトのモードは INSERT です。
- LOAD_OPTION - LOAD ユーティリティが実行するモードを選択します。選択可能なモードは INSERT (ターゲットテーブルの既存データを変更せずデータを追加) および REPLACE (ターゲットテーブルの既存データをすべて削除し、ロード対象データを追加。テーブルおよびインデクス定義は変更しない) です。デフォルトのモードは INSERTです。
- MODIFIEDBY_OPTIONS - BM DB2 IMPORT および LOAD ユーティリティのオプションへの追加オプションを指定します。
SQLWaysは、文字やカラム区切りなどのオプションを IBM DB2 IMPORT/LOAD スクリプトに追加します。modified by option として他のオプションを指定したい場合にこのオプションを使用します。
例えば、modifiedby_options=usedefaults delprioritychar を設定すると、IBM DB2 IMPORT/LOAD ユーティリティ向けの各スクリプトにこれらのオプションが追加されます。
- TIMESTAMP_FORMAT - ターゲットデータベースが IBM DB2 であるテキストファイルの中のタイムスタンプデータ型カラムのフォーマットを選択します。選択可能な形式は IBM DB2, ISO です。
デフォルト値は IBM DB2 であり、タイムスタンプのIBM DB2 ネイティブフォーマットです。IBM DB2 ネイティブフォーマットは YYYY-MM-DD-HH.MI.SS.FFFFFF です。 IBM DB2 の IMPORT コマンドが二重引用符で囲まれないタイムスタンプ値(タブ区切り形式など)をインポートする場合にはこの形式でなければなりません。
もし ISO が指定された場合、 ISO 形式のタイムスタンプが使用されます。 ISO 形式は YYYY-MM-DD HH:MI:SS.FFFFFF です。IBM DB2 の IMPORT コマンドは、ISO 形式のタイムスタンプ値を二重引用符で囲む(CSV 出力形式など)ことでインポートする事ができます。注: このオプションは DATETIME_FORMAT オプション([DATA] サブセクションを参照) に値が設定された場合は無視されます。
例えば、DATETIME_DATATYPE=DATE が指定された場合、datetime データ型は IBM DB2 の DATE 型に変換されます。
- TABLESPACE - テーブルが作成されるテーブルスペース名を入力します。指定するテーブルスペースは、存在する REGULAR テーブルスペースでなければなりません。他のテーブルスペースが指定されなければ全てのテーブルオブジェクトはこのテーブルスペースに格納さえrます。デフォルトのテーブルスペースは USERSPACE1 です。
- INDEX_TABLESPACE - テーブルのインデクスが作成されるテーブルスペースを指定します。指定するテーブルスペースは、存在する REGULAR DMS テーブルスペースでなければなりません。
- LONG_TABLESPACE - ロングカラムの値 (LONG VARCHAR, LONG VARGRAPHIC, LOB データ型) が格納されるテーブルスペースを指定します。指定するテーブルスペースは、存在する LONG DMS テーブルスペースでなければなりません。
- SELECT_EXACT_ORDER - このオプションは Sybase ASE から DB2 への移行において、ソースデータベースと同一のローの出力順にするためのものです。設定可能な値は 'yes' および 'no' (デフォルト) です。 もし 'yes' に設定すると、SQLWays は Sybase が暗黙的に行う全てのカラムによるソートと同様になるように SELECT句で指定された全てのカラム名を ORDER BY 句に追加します。
- DECLARE_TEMP2CREATE_TEMP - このオプションは Sybase ASE から DB2 への移行用に用意されました。設定可能な値は 'yes' または 'no' (デフォルト) です。 もし 'yes' に設定すると、SQLWays は Sybase の SELECT INTO tempdb および CREATE TABLE tempdb を DB2 CREATE GLOBAL TEMPORARY TABLE に変換します。それ以外の場合、これらのステートメントは DECLARE GLOBAL TEMPORARY TABLE に変換されます。
- DYNAMIC_RESULT_SETS - このオプションは DB2 がターゲットデータベースの場合に用意されました。設定可能な値は 'yes' および 'no' (デフォルト) です。 'yes' に設定された場合、SQLWays は CREATE PROCEDURE ステートメントを DYNAMIC RESULT SETS 句付きの DB2 プロシージャに変換します。
- DYNAMIC_RESULT_SETS_VALUE - このオプションは DYNAMIC_RESULT_SETS オプションと共に使用されます。デフォルト値は 100 です。
SQLWays wizard で IBM DB2 オプションを指定するには: