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Ispirer SQLWays データベース移行ソフトウェア
Step 5 - エクスポートファイルのオプション指定
このページではエクスポートファイルの作成場所などのオプションを指定します:
- Export directory ボックスでは、データファイル、SQL、インポートスクリプト、およびログファイルが作成されるフォルダへのパスを指定します。 (...) をクリックしてフォルダを参照する事ができます。カレントディレクトリがデフォルトフォルダです。もしディレクトリが存在しない場合、SQLWays は \Ispirer\SQLWays 3.7\Project ディレクトリに作成します。
- Report file name ボックスでは、エクスポートディレクトリに作成される変換結果が格納される HTML レポートファイルの名前を指定します。エクスポート完了後に有効となる View Report... ボタンをクリックすると、マイグレーションの最終ステップでレポートを参照することができます。
- エクスポートディレクトリに作成されたログファイルを参照することで移行作業を多角的に理解する事ができます。Log file name ボックスでは、ログファイル名とエラー発生時に処理を継続するか否かを定義する事ができます。デフォルトではContinue processing when an error occurs チェックボックスは選択されており、SQLWays は処理を停止せず次のタスクを処理しようと試みます。もし Run in trace mode チェックボックスが選択された場合、詳細情報がログに出力されます。これは主に技術サポート担当より依頼され、データベースのエクスポートと変換の問題解決に使用されます。.
- デフォルトでは Divide data file into parts of チェックボックスはクリアされており、エクスポートされたテーブルのテキストファイルは分割されていません。この場合、ログレコードには以下の様に記録されます (sqlways.log):
Output data file: C:\Program Files\Ispirer\SQLWays 3.7\Project\gsd_locker_assignment.txt
もし Divide data file into parts of チェックボックスが選択された場合、テキストファイルの最大サイズをエディットボックスに指定する事ができます(デフォルトは2G)。値の後ろの G, M, K はそれぞれギガバイト、メガバイト、キロバイトを示します。このサイズを超える場合、SQLWays はテキストファイルを分割します。ローがファイルにまたがって格納されることはありません。SQLWays が作成するファイル名: table_name.txt, table_name2.txt, ... table_nameN.txt.
注: 分割されたファイルの最小サイズは最大ローサイズ(LOBデータを除く)をプリフェッチロー数で倍した値よりも大きくなればなりません。もし分割が指定され、ファイルが分割された場合のログは以下の様に記録されます(sqlways.log):
Data file was divided into 2 files of 1G:
Output data file: C:\Program Files\Ispirer\SQLWays 3.7\Project\gsd_locker_assignment.txt
Output data file: C:\Program Files\Ispirer\SQLWays 3.7\Project\gsd_locker_assignment2.txt
- LOB objects options ボックス:
- LOB directory ボックスでは、パスを入力するか (...) をクリックして LOB オブジェクト (Oracle, IBM DB2 の CLOB および BLOB データ型; Microsoft SQL Server, Sybase のTEXT および IMAGE データ型; Access および FoxPro のMEMO データ型) のデータがエクスポートされるフォルダを指定します。これは IBM DB2 や Oracle への移行にのみ使用されます。SQLWays はLOB ディレクトリ上に各 LOB 値毎に1ファイルを作成し、ローを格納するファイル名を指定します。デフォルト値はエクスポートディレクトリ配下のサブディレクトリです。
- Select in the Write the LOB data inside the text file は LOB カラムのデータ (CLOB, BLOB, TEXT, IMAGE および MEMO) がテキストファイル内に出力されることを指定します。もしターゲットデータベースがMicrosoft SQL Server, Sybase, MySQL または Pervasive.SQL の場合、この設定に関わらず、LOB データはテキストファイル内に出力されます。これにより、Microsoft SQL Server や Sybase には BCPユーティリティで、MySQL にはLOAD DATA INFILE コマンドで、Pervasive.SQL には BUITIL ユーティリティで、LOBデータを転送する事が出来ます。デフォルトでは、ターゲットデータベースが Oracle または IBM DB2 または未指定の場合、LOB 値は個別のファイルに出力されます。これにより、Oracle は SQL Loader、IBM DB2 はIMPORT/LOAD ユーティリティで LOB データを転送する事ができます。
- デフォルトではCreate a LOB subdirectory for each table チェックボックスは選択されており、SQLWays は LOB ディレクトリ配下に各テーブル毎にサブディレクトリを作成し、LOB ファイルをまとめることにより性能向上を図っています。サブディレクトリ名はテーブル名です。ファイル名はテーブル名に拡張子としてファイルの作成毎の番号が振られたものです。