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Ispirer SQLWays データベース移行ソフトウェア

文字列の結合

このサブセクションでは様々なデータベースでの文字列結合関数とSQLWaysによる変換について記述します。

TABLE 52. 文字列の結合
データベース
構文
説明
Oracle
exp1 || exp2 [|| expN]... 
2つまたはそれ以上のCHAR、VARCHAR2、CLOBデータ型の式を結合して返します。
戻り値のデータ型:
� もし全ての式 (例えば exp1 および exp2) はCHAR データ型であれば、結果は最大2000文字のCHARデータ型です。
� もしいずれもVARCHR2データ型の場合、結果は最大4000文字のVARCHAR2データ型です。
� もしいずれもCLOBの場合、結果もCLOBです
 
CONCAT (exp1, exp2) 
exp1exp2と結合して返します。 exp1 および exp2 両方ともCHAR、VARCHAR2、NCHAR、NVARCHAR2、CLOB、または NCLOBが可能です。
 
戻り値のデータ型:
� 返される文字列は exp1と同じデータ型です。データ型は引数のデータ型に依存します。
� 二つの異なるデータ型を結合する場合、CONCAT 関数はロスレス変換を行います。
� 故に、引数の一つがLOBである場合、返される値はLOBになります。もし引数の一つが国際データ型である場合、返される値も国際データ型となります。
 
CONCAT 関数は、結合演算子 (||) と同じ機能を持ちます。
MySQL
CONCAT(exp1, exp2 
[,expN]...) 
引数を結合した結果の文字列()を返します。
 
もし引数() にNULLが含まれていたらNULLを返します。数値型の引数は等価な文字列形式に変換されます。
Microsoft SQL Server
exp1 + exp2 [+ expN]... 
2つまたはそれ以上の文字またはバイナリ列、カラム、または文字列やカラム名を組合せ一つの式(文字演算子)にしたものを結合した結果を返します。
式 (exp1, exp2, ..., expN) - は文字またはバイナリデータ型のカテゴリに含まれるデータタイプで構成される式です。ただし image、ntext、または text データタイプを除きます。式は両方とも同じデータタイプでなければならず、または片方の式は暗黙的に他方の式のデータ型に変換できなければなりません。
バイナリ文字列とバイナリ文字列に挟まれた文字を連結する場合には、文字型データへの明示的な変換が行われなければなりません。
返されるデータ型: 最も高い優先度の引数のデータ型。データタイプの優先度は以下の通りです
sql_variant (最上位)
� datetime
� smalldatetime
� float
� real
� decimal
� money
� smallmoney
� bigint
� int
� smallint
� tinyint
� bit
� ntext
� text
� image
� timestamp
� uniqueidentifier
� nvarchar
� nchar
� varchar
� char
� varbinary
� binary (最下位)
IBM DB2
CONCAT (exp1, exp2) 
exp1 || exp2 [|| expN]... 
exp1 CONCAT exp2 
[CONCAT expN]... 
2つまたはそれ以上の文字列引数を結合し返します。引数は互換性のある型でなければなりません。
 
関数および演算子(||)の結果は文字列です。長さは2つの引数の長さの合計です。もしいずれかの引数がヌルならば結果もヌルになります。
 
注記: バイナリ列は文字列とは結合できません。文字列がFOR BIT DATA として定義されている場合も含みます。


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